抵抗膜式タッチパネル

 

指やペンで直接的な入力を可能にする透明パネル。
液晶画面の上でスイッチや文字入力などが可能です。

 

タッチパネルの種類

  • 一般的に「抵抗膜式」「静電容量式」「超音波式」「光学式」などの種類があります。
  • 当社では、「抵抗膜式」のデジタルタイプ、アナログタイプを製造,販売しております。

※「静電容量式」も製造,販売しております、「静電容量式タッチセンサー」の製品情報ページをご欄ください。

 

特徴

  • 液晶画面上などで指やペンで直接的な入力を可能にします。
  • 抵抗膜式タッチパネルは、超音波式や光学式と比較して構造が簡単で安価に製作できます。
  • また、静電容量式と比較して入力信号の読み取りが簡易にできます。
  • 入力のあった”エリア”を特定するデジタルタイプと指やペンで入力された”場所(座標)”を特定するアナログタイプがあります。

 

用途

  • デジタルタイプ、アナログタイプともに液晶パネルなどの上に貼り、液晶に表示されたボタンや文字入力に用います。
  • デジタルタイプは主にボタンの選択を指入力などで行い、アナログタイプは文字やペンで詳細な位置を入力する場合に使用されます。

 

構造

 

当社のタッチパネル製品はカスタム品となっております。
本ページの構造,仕様は、基本的な外観・構造・定格などを掲載しております。

 

外観

デジタルタイプ

 

アナログタイプ

 

断面

 

原理

 

「抵抗膜式」タッチパネルは、”ITO”という透明導電膜がPETに蒸着されたフィルムを用い、向かい合わせて貼り合わせることによりタッチパネルとしての機能を持ちます。
ITOのパターンを短冊状にして入力のあった”エリア”を特定する方式がデジタルタイプ、パネル全面のITOのパターンを利用して指やペンで入力された”場所(座標)”を特定する方式がアナログタイプです。

デジタルタイプ 

デジタルタイプ

 

 

仕様

 

項目 条件 デジタルタイプ アナログタイプ
電気的特性 定格電圧 DC5V
直進性 ±1.5%
接触抵抗 30kΩ 以下 3kΩ 以下

絶縁抵抗
(DC 25 V 印加時)

10MΩ 以上
バウンシング 20msec 以下
機械的特性 操作荷重 0.05N ~ 0.98N

表面硬度
(JIS K5400 による)

2H 以上
工学的特性 全光線透過率 (代表値) 78% 以上
ヘイズ (代表値) 5% ~ 10%
恒温恒湿保存 60℃ 90% RH240hr
高温保存 70℃ 240hr
低温保存 -20℃ 240hr
温度サイクル -20℃ (1hr) → 移行 (1hr) → 60℃ (1hr) → 移行 (1hr) 10 サイクル

直進摺動性
( 先端POM R0.8 )

50,000 回

打鍵耐久
( 先端シリコンゴム 60 °φ10 R12.5)

1,000,000 回
使用環境温度 0℃ ~ +50℃
使用環境湿度 結露等異常ナキコト 20% ~ 80% 未満
保存温度条件 -10℃ ~ +60℃
保存湿度条件 結露等異常ナキコト 10% ~ 80% 未満

 

 

 

お取り扱い上のご注意

 

保管時

 

タッチパネルの一部に力が加わった状態、また曲がった状態のまま保管すると、十分な性能を発揮できなくなりますので、フラットな状態で保管してください。
温度-10~+50℃ 湿度80%未満の結露など異常の無い状態で保管してください。

 

使用時

 

タッチパネルの一部に力が加わった状態、また曲がった状態のまま機器へ取り付けると、十分な性能を発揮できなくなります。
また、回路引き出し線を鋭角に折り曲げることはご遠慮ください。
機器への取り付けはフラットな状態で回路引き出し線は自然な曲線となるようご注意ください。
故障の原因となりますので、指定するペン以外の物での入力操作はしないでください。
温度0~+50℃ 湿度80%未満の結露など異常の無い状態でご使用ください。

 

ダウンロード


 

お問い合わせ

 

当社では、設計から量産まで、カスタムでのタッチパネルをご提供しております。
カスタム品は自由なレイアウトが可能ですので、お客さまのご要望に沿った設計が可能になります。
ご連絡をいただいてから当社にて検討させていただき、その後お見積りを差し上げます。(通常在庫品はございません)
まずはお問い合わせください。